地球物理学的調査


開発初期段階においては、坑井密度が低いことが多いため、探査はリスクの高い活動と言えます。地球物理学的調査の主な目的の1つは、掘削への財源投入を決める前に、地下の地質構造物に関する情報を間接的に比較的低コストで最大限取得することにあります。

3IG2

3IG2は、3D Integrated Geological and Geophysical modellingの略です。

GSEでは、既存の地質物性データを用いた、最先端の3Dモデリング技術を机上にて活用・検討しています。探査の目的に応じてモデリング手順を策定し、それを実行することで、地質・地球物理モデルを作成し、探査リスクの低減や掘削ターゲット選定の効率化、更には資源発見の確度の向上を図ります。

MT法調査

地熱探査において最も広く使用されている方法の一つが地磁気地電流法(MT法)です。これは、地下深部までの比抵抗構造を把握する方法であり、通常地熱システム直上に発達する粘土キャップの識別に特に有効です。

GSEは、調査設計からデータの取得・解析、結果の解釈までのMT法調査を行っています。

電気的(比抵抗-IP)調査

電気的方法は、資源探査に広く適用されてきた手法であり、有望エリアにも関連する比抵抗構造の把握および地質構造の理解を助ける探査です。

GSEでは、調査計画からデータの取得・解析および結果の解釈に及ぶ、比抵抗と誘導分極(IP)の同時調査を行います。

微小地震調査

地下構造を知るための有効な手段の一つに、微小地震信号の解析があります。地震計を適切に配置することで、微小地震の震源地や発震機構を遠隔で特定することも可能です。

そのほか、応力インバージョン、亀裂モニタリング、断層特性評価のような、高度なデータ解析手法についてもお任せください。

地熱探査や生産監視には多くの技術を要しますが、わたしたちGSEでは調査設計からデータのインバージョン、データの解析に至るまで、一貫した微小地震調査を実施しています。